PRESIDENT / YUKI OTAKA
遠回りした経験を、
次の人の学びへ。
料理を志して中国へ渡り、思いがけない転機から中国茶の道へ。大高勇気の歩みは、一直線の成功ではなく、問い、失敗、出会い、産地での体験を学びへ変えてきた歴史です。
1981年、横浜市生まれ。中国料理を学んだ後、2002年に広州へ渡りました。点心修業先の休業をきっかけに茶へ軸足を移し、2003年から評茶を学び、2004年に中国茶事業を開始。2007年から中国茶教育に取り組み、2016年に一般社団法人 日本中国茶文化交流協会を設立しました。
現在の教育、認定、講師育成、産地研修の土台には、中国で先生や作り手と学び、受講生の成長を見守ってきた長い現場経験があります。

THREE TURNING POINTS
方向転換を、専門性へ変えてきた。
点心の修業を目的に渡中しましたが、修業先の休業を機に評茶を学び始めます。料理で培った味覚と、茶の香味を読み取る学びがつながりました。
茶葉を届けるだけでは、その価値が十分に伝わらない。飲み手が自分でおいしく淹れられるところまで支えるため、2007年から教育を始めました。
産地、先生、受講生から得た学びを一人の中に閉じず、基準、資格、講師育成、交流として残すため、2016年に協会を設立しました。
これまで築いた産地と教育の基礎を、淹れ方、比較、楽しみ方、伝え方として次の世代へ手渡す段階へ進んでいます。
WHAT I VALUE
中国茶と向き合うとき、
大切にしている四つのこと。
長く続けてきたからこそ、肩書きや情報量ではなく、日々の判断に表れる姿勢を大切にしています。
- 現場へ行く本や画面だけで完結せず、産地を歩き、作り手へ問い、現物と照合します。
- 理由を説明する「良い」と断言するだけでなく、工程、香味、比較から、なぜそう考えるかを伝えます。
- 茶葉の可能性を見る自分の型を押しつけず、条件を変えながら、その茶の最良の表現を探します。
- 人の時間に責任を持つ受講者や参加者が使う時間に報いるよう、授業と講演を準備し、改善を続けます。
MESSAGE
使命は、命の使い方。
中国茶の仕事を続ける中で、私は茶農家の思い、先生方から受け取った知識、受講生が一杯を淹れられるようになる喜びに出会ってきました。中国茶は、私にとって商品や資格の名前だけではありません。作り手の仕事と飲み手の時間をつなぎ、人と人が出会うきっかけです。
お茶を淹れる時間は、一度立ち止まり、自分の今と向き合う時間にもなります。そして、その一杯を誰かへ差し出すとき、文化は過去のものではなく、現在の行為として次へ進みます。
私たちが学んできたことを、分かりやすく、体験できる形にし、伝える人とともに後世へ渡す。そのために、これからも産地と教室を歩き続けます。
PROFILE
略歴
- 1981年
- 横浜市生まれ
- 2000年
- 調理師学校で中国料理を学ぶ
- 2002年
- 中国料理・点心の修業を目的に広州へ渡る
- 2003年
- 評茶を学び、中国茶へ専門を移す
- 2004年
- 中国茶の販売事業と産地訪問を開始
- 2007年
- 中国茶スクール事業を開始
- 2012年
- 上海へ活動拠点を拡大
- 2016年
- 一般社団法人 日本中国茶文化交流協会を設立
- 2019年
- 中国茶事業と文化継承を扱う著書を刊行
- 2020年
- YouTube・オンライン講座を開始
主要年月は公開プロフィールおよび第三者インタビューで確認した基礎経歴を掲載しています。現行の役職・資格名称は制度変更に応じて更新します。