中国茶畑支援プロジェクト
支援(肥料・技術・情報・販売)している中国茶リスト:支援者の方々のご協力により、茶畑支援先は非常に多くの改善や改良を果たすことが出来ました。 この場を借りて、心からお礼申し上げます。 今後は、定期的に支援先である茶産地スタディツアーを開催していきます。
2016年10月〜2020年10月末までの活動報告
↑2017年活動報告 ↑2018年活動報告 ↑2019年活動報告
↑パンフレット ↑假屋崎省吾先生コラボ
支援している場所の拡大
福建省安渓県「黄金桂&鉄観音」 安徽省祁門県「祁門紅茶」福建省武夷山「武夷岩茶」 福建省福鼎「茉莉花茶」
上記4ヶ所の生産地支援を行い、品質の向上に繋がりました。
新たに去年から3ヶ所の支援を始めました。
雲南省勐海「プーアル茶」 福建省福鼎「白茶」
広東省潮州「鳳凰単叢」 2019年より支援者のお茶になりました。
支援の形を進化させる必要性を感じ行動した
各地で実際に作られるお茶の品質も良くなり、後継者育成や労働収入の増加を支援出来るようになりました。
次は、この優良なお茶をより多くの方に飲んで頂く機会を作る活動も同時進行。
その為の商品開発や商品パッケージにもコラボして動き始めました。
新たな商品作りやデザインをして販売ルート拡大
新しく「白茶」のティーバッグの商品作りをして販売開始しました。ホワイトラベルシリーズを作り、上質な茶葉をテトラパックで商品作り。
日本にて假屋崎先生の商品作りに茶畑支援先の茶葉を使用。
横浜中華街での新商品には茶畑支援先のティーバッグを使用。
販売ルート拡大は茶農家の新たな原動力へと
美味しく生産出来た茶葉をより多くの方に飲んで頂くことは、茶農家の方達が努力の価値を感じて頂けるきっかけになりました。
中国内や外国でも更に販路開拓をしながら、
一人でも多くの方にお茶を飲んで頂けるよう努力して参ります。
以上を茶畑支援活動報告とさせて頂きます。 理事長:大高勇気
中国茶畑の現状と茶畑支援が必要な理由
【問題】健康な茶樹が茶畑から減る真実
皆さんはご存知ですか?荒れ果てている農地を。。。化学肥料の大量使用により無機質化する土壌。
毎年使用量が増える大量の化学肥料と農薬の事実。。。
農作物の原点は土壌にあるのです。
このままでは数年後に伝統や歴史の茶葉は絶滅の危機にあります。
【未来】中国茶の農村部で止められない高齢化
中国での若者が都市部に出稼ぎとして働きに出て、農村部では高齢化が進み、若い働き手がいない現状。
中国茶の産地を歩き、その変化を見てきた一人として、
現状を打破する事を常に考えながらセミナーをしてきました。
【現状】お茶作りが嫌ではない現実
教育環境が悪く、識字能力が低い彼らの出稼ぎ先は日雇い。生活をより豊かにする為、お金の為に出稼ぎに行っています。
ではお金の問題が解決出来ればこの流れを止められるかも?と思い、
中国各地で今までひたすらに交渉を続ける事5年間かかりました。
【用途】支援者の方の支援金はどこに?
提携先茶農家は8ヶ所の大きな茶畑を所有しています。その中で最も良い条件に位置する茶畑を社団法人で管理します。
支援金用途:茶畑管理、茶葉摘み、製茶費用、機械管理、有機肥料、
有機農薬、情報提供、人件費、茶葉の収穫等に使用します。
【新聞】夢実現!日本経済新聞に記事が!
社会問題は根強い問題と粘り強く取り組む必要性があり、少しずつの改善から取り組まなければなりません。
多くの方に知って頂く事から解決方法が生まれてきます!
メディア掲載:代表・大高勇気メディア掲載
【現地】毎年行う参加型のスタディツアー
しっかりと管理の行き届いた茶畑は茶農家の誇りであり、彼らがお茶作りと向き合う人生そのものだと思っております。
定期的に皆様に見て頂けるスタディツアーを開催中!
毎年開催:中国茶産地スタディツアー
【貢献】社会貢献 & 国際貢献
中国茶産業が抱えている社会問題に手を差し伸べ、中国茶愛好家の方々と中国の茶畑支援をしています。
皆様の熱い気持ちを大高勇気が届けさせて頂きます!
【創造】寄付から支援の新しい流れ
以前のNPO法人では寄付がメインとなっていましたが、力強く寄付より支援をして頂ける仕組みづくりをしていきます。
支援により香りが澄み、味わい豊かな茶葉を生産し、
支援者の方へ生産した茶葉をお届けしています。
【直接】10人で1人の茶農家を支援
茶農家の貧困問題を少しずつ改善を行います。2013年の茶葉は例年よりも少しずつ良くなっております。
それは有機肥料、有機農薬を使用し、
きちんとした土管理と、農家達の努力による物だと思います。
毎年より美味しい茶葉が出来る事を愉しみにしております!
【特典】支援者のメリット
・支援している茶畑で生産して中国茶を選んで頂きます!・シルバーとゴールドで茶葉を飲む支援を行って頂けます!
・茶畑スタディツアーを毎年開催、茶畑でお茶を作りに行きましょう!
茶葉お届け時期 春茶:5月下旬 / 秋茶:11月下旬
【懸念】支援者制度して本当に頑張るのか??
皆さんが懸念されている頑張らないのでは?という点ですが、彼らが良いお茶を作る事が出来なければ良い生活を手に出来ません。
現状維持では彼らの生活が豊かになる事はないので努力します。
農家の方達と一緒により良い茶葉を作る事をゴールにしています!
中国の現状
有機質と無機質・虫の関係
自然界のバランスは全てが黄金律でなりたっています。茶樹を守り育ててくれる虫もいるのをご存知ですか?
虫が直接的に守ってくれるものもあれば、
土の中にいる虫がほぐして、茶樹の成長を支えてくれています。
無人化する茶畑と撒かれる多くの農薬
出稼ぎに行くためには濃度の濃い農薬をたくさん撒くたっぷりと農薬のついた茶葉は2,3ヶ月は虫がつかない
2,3ヶ月後に出稼ぎから戻ってきて、茶葉を作った後に、
再度、濃い農薬をたくさん撒いて出稼ぎへ行くサイクル。
良い茶葉が減り続けている
上記が中国農業と土壌の現状ですこれで良い物が作れる方が不思議な話です
本来、最も重要視されなければならない安全
待っていて良い茶葉が出来る時代は終わってしまいました。
お茶の売買では超えられない壁
11年の中国茶ビジネスを通じての方向性と方法。提携先の茶畑は少しずつ良くなっているが、
反比例してどんどん増える不合格の茶葉が社会問題に。
お茶の売買では守りたいものも守れない現実に改善策を。
私の願いと思いと希望
私は中国茶と出会い、自分の人生が本当に豊かになりました。日々、お茶のある暮らしの中で自分を見つめながら歩いて来ました。
悲しい時も辛い時も楽しい時もずっとお茶がありました。
そのお茶は大変な重労働作業を経て、お茶となります。
茶農家の方達とお客様を繋ぐ橋渡し役が私の使命です。
頑張っている茶農家に陽が当たらない現状を変えたい。
若輩者で無知な事も多々あり、
ご迷惑をおかけしている事もたくさんあります。
でも自分の気持ちに素直に生きて行きたい。と思います。
頑張っている人がいる茶畑を毎年歩き続け、
大変なことも苦労していることも面白いことも、
全部見て、私にとって茶農家の方々はかけがえのない家族です!!
これから一生中国を歩き続け、
陽が当たらない世界を見つけては皆さんと一緒に、
一人でも多くの方達を幸せに出来るように最善を尽くします!
私は2013年からの茶畑支援プロジェクトで多くの事を学ばせて頂きました。
中国は2001年に小康社会のスローガンを掲げ、実行してきた20年で大きく変化しました。
2020年は大きな節目になる年であり、新たな進化する年だと考えた結果です。
これからは支援ではなく、共存をゴールに考え活動していきます。
最後までご覧頂きありがとうございます!
一般社団法人 日本中国茶文化交流協会代表理事 大高勇気